-
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
社会全体を通して、睡眠の質が低下しているせいではないかと私は考えています。心身共に安定した状態を保ち続けるには、日々の暮らしの中でどうしても降りかかってくる不満、いらだち、不安などネガテイブな気分と、仕事や学校、家庭生活を送る上での肉体的な疲労は、その日のうちにリセットすることが必要です。そのための仕組みが良質な眠りであることは言うまでもありません。
眠りの質が悪いと、慢性的な心身の疲れを毎日次の日に持ち越すこととなり、周囲に対して攻搫的になつたり、イライラしたりします。これは、自分の置かれた状況を客観的に見る余裕“「気づきの力」が弱まっているのが原因なのです。
こうして睡眠の質が悪いために心の余裕を失つた人は、イライラして周囲との関係がうまくいかなくなり、その結果ますます充足感から遠ざかりイライラするという、おかしな循環が出来上がってしまうのです。
PR -
睡眠中の口呼吸で怖いのは、空気中のカビやダニ、雑菌などが直接体内に入ってくることです。これらの異物は、どんなに掃除しても空気清浄機で除去しても、完全に取り除くことはできません。ロを開けて眠っていると、それらが無防備に体内に入ってくるのです。体内に入った力ビ,ダニ^雑菌はそのまま喉や腸壁に入り、そこから血中に取り込まれ、全身へと運ばれることになります。
これに対して鼻で呼吸をしていれば、鼻の粘膜や繊毛が異物を捕らえ、鼻水として洗い流してくれます。入ってくる空気に適度な湿気を加え、ロや喉の渴きも防ぎます。アトピー性皮虜炎や喘息で悩んでいる人は、習慣的にロ呼吸をしているケースがほとんどです。
-
人の肉体が病気にかかる最初の一歩は、疲労やストレスに体力が負けてしまうことから始まります。人の心が不幸に押しつぶされてしまう最初の一歩もまた、疲労やストレスに心の力が負けてしまうことから始まります。
医者からも見放された難病にかかった患者でも、最終的に生きようとするエネルギーが命をつなげることがあります。人はそれを奇蹟と呼びますが、本当はその人が本来持っていた力を発揮したにすぎません。
同じように端から見て、どんな不幸な出来事に遭遇しても、そこに乗り越える力さえ備わっていれば、不幸を乗り越えて先に進むことができるのです。
その原動力となるのが「睡眠の力」です。寝られれば多くの悩みは解消されるのです。
-
現代は、情報過多で精神的なストレスが溜まりやすいデスクワークを生業としている人が多い時代です。子育てや家庭生活も、情報は多いけれども核家族で人手が足りず、心にストレスを抱える女性が増えています。つまり、精神的には昔よりも疲れていてへ卜へ卜なのに、肉体はそれほど疲れていないという、バランスを欠いた状態が継続しやすくなっているのです。
こうした状態では、上手に眠れなくても不思議ではありません。昔のように自然に任せるだけでなく、現代では、眠りの知識をしつかりと持ち、生活の中で意識して睡眠の質を高めることが必要なのです。
-
緊張モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経のスィッチの切り替えがぅまくいかず、眠る体勢に入っても興嵆したままになっている場合もあります。ぅちに来た患者さんには手技で苛骨の横の筋肉をゆるめ、副交感神経に切り替えて、リラックスモードに潘くこともできます。しかし、睡眠は毎日のことですから、自分で緊張とリラックスを切り替えられなければ困ります。自分でリラックスモードに持っていくために、もつとも効果的なのは、お風呂でゆつくりとお湯に浸かることです。最近は、シャワーで済ませる人も多いようですが、実際に眠れない人に質問すると、高確率で湯船に入らないと言います。「ダルくなる」「気持ち悪くなる」といぅのが理由ですが、それが神経の切り替えなのです。自分一人になって、頭の中で軽く考えが漂い始めれば、そこから睡眠は始まるのです。